6月に入り、雨が増えてきましたね。
ついに梅雨入りした地域も多いですね。
天気予報をみていると「降水量」という言葉をよく耳にしませんか?
「降水量1ミリ(1mm)」などよく聞きますが、実際どれくらいの量かピンとこない方が多いのではないでしょうか。
今回は降水量1ミリ(1mm)とはどれくらいか分かりやすく解説したいと思います。
また今後梅雨明けすると夏特有の台風やゲリラ豪雨も増えますので、警報の目安についてもご紹介します。
備えあれば憂いなしと言いますので、一緒に降水量について知って行きましょう。
- 降水量が1ミリ(1mm)とはどれくらいか分かりやすく解説!
- 降水量から警報の目安を紹介!
降水量が1ミリ(1mm)とはどれくらいか分かりやすく解説!
おはようございます(^-^)/明日の天気湿度90%降水量1ミリ。どれくらい降るんだろう??雨にも負けず風にも負けず頑張ろう❗ pic.twitter.com/YNp4D5fcgK
— えみりん🌸 (@jef_emi) August 24, 2017
そもそも降水量とは、どのように測った量なのでしょうか?
気象庁の解説によると「降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ」だそうです。
雨の日に外にコップを出しておいたときに溜まる雨の量と想像すると分かりやすいです。
例えば天気予報で予想降水量が1時間に1ミリであれば、外にコップを出しておくと1時間後に深さ1ミリ雨水が溜まるくらいの雨ということになります。
何となく降水量1ミリ(1mm)がどれくらいなのかはつかめてきましたが、実際の体感でどのくらいの雨が降水量1ミリの雨なのでしょうか。
体感・視覚・聴覚・その他の4つの切り口でご紹介していきますね。
体感 | 顔や手が濡れるのを感じる、傘をさすか悩む |
視覚 | 地面が濡れているのが分かる |
聴覚 | ぽつぽつ雨の音が聞こえる |
その他 | スポーツの大会などはほとんど実施される |
まず体感としては顔や手に雨が濡れるのを感じて、傘をさすか悩む程度の雨が降水量1ミリ(1mm)の雨だそうです。
降水量1ミリ(1mm)を超してくるとほとんどの人が傘をさすので、傘をささない限界の雨が降水量1ミリの雨と言われているようです。
続いて視覚では、地面が濡れていると分かる雨が降水量1ミリの雨だそうです。
次に聴覚では降水量が1ミリ(1mm)を超えてくるとぽつぽつと雨粒の落ちる音がしはじめるので、音が聞こえるくらいの雨が降水量1ミリ(1mm)の雨になります。
降水量が1ミリ(1mm)未満の雨は霧雨と呼ばれるような、音が聞こえない雨になります。
最後にその他ですが、スポーツでは野球のように雨がひどくなると中止されるスポーツがあります。
降水量1ミリ(1mm)の雨であればほとんどのスポーツが中止されず、決行される程度の雨になります。
降水量から警報の目安を紹介!
いつから雨と雷来たか?
分からへんけど警報が、、凄い雨やから
川の水、一気増えるわな。大丈夫やとええけど、、
一応言うけど
川の様子見たくて
外、出たらあかんで。
家に居ましょう。6/14 AM1:26 pic.twitter.com/VQ284STmSb
— 大阪(府)ねぎたん@守護神 (@antan0958) June 13, 2021
6月17日から気象庁が新たに線状降水帯の発生情報を発表する新しい取り組みを始めました。
線状降水帯とは文字通り線のように連なった積乱雲の影響で集中豪雨が発生する現象です。
去年7月の熊本豪雨では河川の氾濫による浸水や土砂崩れで多くの方が命を落としましたが、この原因が線状降水帯だったと言われています。
今の梅雨シーズン、また梅雨明け後の夏本番は台風シーズンでもありますので、雨には十分な警戒をしておく必要があります。
では先ほどご紹介をした降水量から、警報の目安を説明したいと思います。
雨に関する警報は大雨注意報、大雨警報、大雨特別警報の3つがあります。
危険度としては大雨注意報→大雨警報→大雨特別警報の順に危険度があがっていきます。
警報名 | 取るべき行動 | 降水量 |
大雨注意報 | 避難行動の
ための確認 |
・降水量1時間に30ミリ以上
・バケツをひっくり返したような雨 |
大雨警報 | 避難準備 | ・降水量1時間に50ミリ以上
・滝のような雨が降り、水しぶきで周囲が白く霞む |
大雨特別警報 | 命を守る行動 | ・台風や集中豪雨
・数十年に1度の降水量となる大雨 |
一番危険度の低い大雨注意報では降水量が1時間に30ミリ以上が目安になっています。
降水量30ミリ以上の雨とは、体感としては傘をさしても濡れるほどの雨、また聴覚では寝ている人の半数が音で起きてしまうほどの雨だそうです。
大雨警報では降水量が1時間に50ミリ以上が目安です。
体感としては傘が役に立たないほどの雨、そして特徴的なのが視覚で水しぶきで周りがかすむほどの雨だそうです。
雨は日常的に降りますのであまり大ごとに捉えない方が多いかとは思います。
しかし災害レベルになってからでは手遅れになりますので、警報の目安をぜひ参考にしてみてください。
また気象庁のHPでは警報の出ている地域をいつでも確認することができます。
日本地図で警報の出ている場所に色がついて表示され、その場所をクリックすると今後の推移も詳しく見ることができます。
いつどこで大雨が起こってもおかしくありません。
例えば大雨注意報が自分の住んでいる地域に出たとき、この気象庁のHPで今後の推移を見ておけば早めに避難の準備などができますので、ぜひお試しくださいね。
降水量が1ミリとはどれくらい?わかりやすく解説し警報の目安も!まとめ
今回は降水量1ミリとはどれくらいかと降水量から警報の目安を分かりやすくご紹介しました。
降水量1ミリの雨とは、傘をさすかどうか悩む程度の雨で、体感として濡れていることを感じられ、雨の音が聞こえる、地面が濡れていることが分かるレベルの雨でした。
警報の目安としては、降水量が30ミリを超えてくると大雨注意報が出され、降水量30ミリの雨とは傘をさしても濡れてしまう程度の激しい雨でした。
これからの梅雨と台風シーズンに備えて、少しでも今回の情報がみなさまのお役に立てたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。